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2021年度末の操業開始目指す

デンカ、ポリエチレン樹脂のケミカルリサイクル事業化に着手

原材料 2020-04-14

 デンカは4月13日、持分法適用関連会社の東洋スチレンが、使用済みPS(ポリスチレン)のケミカルリサイクル事業化に向け、プラスチックリサイクルのグローバル企業であるアジリックス社(本社:米・オレゴン州ポートランド)と日本国内市場における技術ライセンス契約を締結したと発表した。

 デンカの千葉工場(千葉県市原市)内に、使用済みPSを熱分解しその原料であるSM(スチレンモノマー)を再生する実証設備(年間処理能力:約3,000トン)建設の具体的検討に着手し、2021年度末の操業開始を目指す。

 従来のプラスチックリサイクルの手法は使用済みのプラスチックを粉砕し、再度溶融した上で製品を成形するマテリアルリサイクルというもので、特に食品関連容器への利用には一部で制約があったが、今回の方式はポリマーからモノマーに熱分解し易いというスチレン系樹脂の特徴を生かしたケミカルリサイクルという手法であり、リサイクルスチレンモノマーから製造されたポリスチレンの用途には制限がない画期的な手法。また、CO2の発生量も通常の生産方法と比較して半減させることが可能となっている。

 デンカは東洋スチレンのケミカルリサイクル事業を全面的にバックアップするとともに、政府機関、関係団体との連携にも協力していく方針。

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