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19年12月期第2四半期業績

昭和電工、好調な輸出でクロロプレンゴムは増収

原材料 2019-08-07

 昭和電工が8月7日に発表した19年12月期第2四半期(19年1-6月)業績は、売上高が4,754億9,400万円で前年同期比4.3%増、営業利益が854億7,100万円で同9.8%増、経常利益が848億3,000万円で同9.4%増、純利益が658億1,300万円で同13.6%増となった。

 化学品セグメントは、売上高が735億2,500万円で1.5%減、営業利益が55億2,200万円で同23.8%減。基礎化学品事業はクロロプレンゴムが好調な輸出に加え市況も堅調に推移し増収となったが、液化アンモニアが前年同期並み、アクリロニトリルは市況が下落し減収したため、総じて小幅の減収となった。そのほか、産業ガス事業は小幅な増収となり、機能性化学品事業も販売価格の上昇により小幅の増収となった。また情報電子化学品事業は、半導体・ディスプレイ業界の生産調整を受け出荷減となり減収となった。

 通期業績予想を下方修正
 昭和電工は8月7日、19年通期業績予想の修正を発表した。

 売上高は、石油化学セグメントではナフサ価格の低下を受けエチレンなど主要製品の市況が前回予想を下回り減収を見込んでいる。また、化学品セグメントはIT業界向けの生産調整を受け電子材料用高純度ガスの出荷減などによる減収を見込み、下方修正する。

 ■通期業績予想
 売上高=9,800億円(前回予想1兆1,000億円、同10.9%減)◇営業利益=1,450億円(同1,900億円、同23.7%減)◇経常利益=1,420億円(同1,850億円、同23.2%減)◇純利益=900億円(同1,200億円、同25.0%減)

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