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【新年トップインタビュー】

竹原ゴム加工社長中島竜二氏、「合理化、ラインの最適化の精度をさらに上げていく」

原材料 2018-01-17


 「今の受注ペースは非常に高水準で驚くべきもの」と語る竹原ゴム加工の中島竜二社長。これまで以上の合理化とラインの最適化により生産性向上を図るとともに、自動化も推し進めていく考えだ。

 ■17年8月期を振り返って
 売上高は88億円を超え、過去最高を更新したが、固定費が上昇し、利益は僅かながら減少した。マスターバッチ、原材料の小分け計量とも好調で、海外拠点のタイ、中国も好調だった。

 ■18年8月期の見通し
 生産は引き続き高水準で、それに対応するため、早出、残業を行っているが、納期が若干かかっている。自動車関連、半導体関連が好調な上、弱電なども回復してきた。そこに芽が出てきた新規を含めると、かなりの高稼働となることが予想される。

 少しでも生産を上げるため、合理化とラインの最適化を進めている。合理化とラインの最適化はこれまでも随分と行ってきたが、さらに精度を上げていきたい。一秒を削り、その積み重ねで、少しでも生産性が向上するように取り組んでいく。新規のユーザーに一部対応できていない部分もあり、生産性を向上することで出来る限り対応したいと考えている。

 今の受注ペースは驚くべきものだ。当社は売上高のみを求めているわけではないが、それでも過去最高は更新する可能性が高いと思われる。

 これだけフル稼働が続くと、人の配置が難しい。また、今のペースは従業員に早出、残業をしてもらってこなしているので、決して芳しい状況とは思ってない。対応が必要だ。

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