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【新年トップインタビュー】

ランクセス社長辻英男氏、「“品質・技術・サービス”全てにおいて質の向上を図る」

原材料 2018-01-17


 ランクセス日本法人の辻英男社長は「品質だけではなく、技術、サービスなど全てに対してクオリティを重視する“クオリティ・ワークス”を引き続き徹底する。これは対外的に思いを打ち出すものだが、内部には“何”を“どのように”進めていくかと言った“クオリティ・ワークス”と両輪で取り組んでいく」と18年の方針を語る。

 ■17年を振り返って
 グローバルで見たランクセス、そしてこの日本法人においても業績は前年実績を上回る予想だ。特に売り上げについては4月21日付で米国のケムチュラ社を買収しており、その分が売上高に乗っている。それは日本法人も同じ形でスライドしてきている。ケムチュラ社の健全な経営体質が我々の言うところのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)を押し上げた。

 ■ケムチュラの買収について
 実は私はケムチュラ・ジャパン(=ランクセス・ソリューションズ・ジャパン)の営業責任者でもあり、17年はケムチュラに関わる仕事が多かったとの印象だ。まず、社名がケムチュラ・ジャパンから「ランクセス・ソリューションズ・ジャパン」に変更したことで、それをお客様に認知いただくことが必要だった。

 また今後はランクセスの既存の商材とシナジーを出していきたい。特にふたつの大きな商品群で期待している。ひとつは難燃剤だ。ランクセスのそれはリン系でケムチュラの臭素系で多様化するマーケットニーズに対して選択肢を大きく広げた形になる。

 ふたつ目のシナジーとして期待できるのが潤滑油だ。ランクセスとしてもこれまで製品ラインアップは豊富だったが、ケムチュラにはそれにプラスしてグリースやベースオイルを含めて、潤滑油に関する川上から川下まで持っており、そこにランクセスの製品が加わり一部ユーザーと競合することもあったが、これによってサプライヤーとしての立ち位置も確立することができ、シナジーを期待している。

 加えて潤滑油としてはアジアに3カ所の拠点を持ち、このうち2カ所は研究拠点でありアジアのユーザーには我々が提唱する「クオリティ・ワークス」の徹底で製品だけでなく技術やサービス、物流まで高い水準でバックアップできる体制にあると確信している。

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