竹原ゴム加工、混練り圧延加工作業技能実習指導員認定受ける

　竹原ゴム加工は10月19日、混練り圧延加工作業技能実習指導員の認定を日本ゴム工業会から受けた。同認定を受けたのは、竹原ゴム加工が日本で初めて。従業員2人が受検し、認定1号、2号となった。

　同認定は、2021年3月16日付で、ゴム製品製造職種（成形加工作業、押出し加工作業、混練り圧延加工作業及び複合積層加工作業）が外国人技能実習制度の2号移行対象職種作業に追加されたことを受け日本ゴム工業会で実施しているもの。その中でも混練り圧延加工作業については、技能実習生の安全確保を重視し、日本ゴム工業会が定める「認定基準」に基づき認定登録した技能実習指導員が技能実習生を指導する制度となっている。

　今回の認定を受け竹原ゴム加工では、ゴム精練業として技能実習生の受け入れが可能となった。同社の中島竜二社長は「2人は40代のベテラン従業員で腕も確かだ。認定を受けたことで、技能実習生の受け入れが可能となった。足元では新型コロナの影響により、本来2022年2月に来る予定だった実習生の受け入れ日程が未定の状態だが、実習生の受け入れは当社従業員にとっても刺激になると考えている。実習生は最大10人ほどを受け入れるつもりだ」と語った。