海外の伸びを期待
三洋貿易、ゴム関連商品の今期売上高は利益4~5%増を目指す
商社 2021-12-20
三洋貿易は今期(2022年9月期)、ゴム関連商品の売上高、利益ともに前期に比べ4~5%増を目指す。国内は前期並みを見込むが、海外で10%強伸ばしていく考えだ。
足元の国内は10、11月と出荷数量が予算並みで推移している。ただ、「自動車が減産しているのにもかかわらず、需要は大きく落ち込んでいない。中間在庫が積みあがっていると考えられ、その影響がどこで出てくるのかを注視している。新型コロナ以降は需要が乱高下しており、国内の産業の実力値が見えにくくなっている」(三洋貿易)という。一方の海外は、自動車減産や新型コロナの影響が出ている地域も存在するものの、全般的に回復基調にあり、伸びを期待する。
商材では、エポキシ化天然ゴムの拡販を進めていく。合成皮革、繊維接着、樹脂改質等のほか、新用途が拡大しており販売に力を注ぐ。仕入れ先であるタイのMMG社は生産能力増強を行っており、調達面に支障はない。
懸念材料は原材料の不足と高騰だ。中でも、欧州品は生産の際に使用する液化天然ガスの異常な高騰により、その分が10月から合成ゴム価格にエナジーサーチャージとして転嫁されている。「エナジーサーチャージは少なくとも2022年1~3月までは継続する。サーチャージ分は軽視できないレベルにある」(同)として、転嫁も含め検討を進めていく方針だ。
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