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インド原材料商社としての強みを聞く

【インタビュー】ボンベイ・ケミカル&ラバー・プロダクツ ヴィシャール・ジュンジュンワラ氏

会員限定 商社 2021-12-20


 コロナ禍の経済回復とともに人手不足、コンテナ不足による物流の停滞、半導体に代表される部品不足、原材料のかつてないピッチでの値上がりなど、新たな問題が浮上している。そのなかで、今、インドの合成ゴムやゴム薬品が注目されている。「中国に依存する原材料の代替やチャイナ+1として、インドのゴム原材料に注目してほしい。インドの原材料は日本のゴム産業、ゴム企業に貢献するサプライチェーンを生む」と、ボンベイ・ケミカル&ラバー・プロダクツの3代目で役員のヴィシャール・ジュンジュンワラ氏は語る。同社の概要とインドの原材料の魅力について聞いた。

ボンベイ・ケミカルについて

 当社は創業50年を迎えるゴム原材料貿易商社で、神島化学工業の酸化マグネシウムを仕入れた時から日本企業との取引が始まった。1973年頃からはJSR、ADEKA、荒川化学工業などのインド代理店も行ってきた経緯がある。本社はムンバイで、デリーに北インド支店、チェンナイに南インド支店を持ち、自社の倉庫に豊富な在庫を抱えて、顧客に対して常に安定供給できるような体制を整えている。

 当社の大きな特徴は在庫管理をアウトソーシングせず、自社で全て在庫を持ち管理していることで、

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