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【特集】合成ゴム

旭化成、SSBR 世界の伸び超える水準で販売

原材料 2017-12-07

 旭化成の上期(4-9月)溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)事業は、販売が高水準に推移し、フル生産を継続した。「SSBR市場全体を見渡すと、需要側に若干の調整があったものの、当社の販売は市場の伸びを上回る状況だった」(旭化成)という。

 下期についても、引き続き販売は堅調に推移する見通しだが、一方で中国市場を不透明とみており、その動向を注視していく。「中国は、年内で自動車の小型車減税が終了する。この動きがどのように波及していくのか。中国の9、10月の自動車販売は悪くなかった。ただ、年明けの1、2、3月あたりに反動が来る可能性もあり、タイヤメーカーおよび合成ゴム市場の動向を見ていく」(同)。引き続き、世界需要の成長の伸びを超える水準で販売を継続していく考えだ。

 世界的な需要増加に対応するため、7月にはシンガポールでの年3万トンの増強を発表した。ボトルネック解消による増強で、2019年年初には稼働開始する計画。増強により、シンガポールの生産能力は同13万トンに拡大する。

 増強部分については、中国を含む東アジアを中心に販売し、欧州へも拡販していく。「中国を中心とする東アジアに次いで、欧州はSSBRの第二の需要地。またタイヤへの要求性能が高く、SSBRもハイエンド品が求められることから、今後はさらに注力していきたい。欧州や中国で燃費規制がより厳しさを増していく。当社の有する最先端グレードの需要は拡がっていく」(同)。増強の次を見据えた新プラントについても引き続き検討を進めていく考え。「原料となるブタジエンと市場のバランスをみて、立地を考えていく」(同)。

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