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“ベルト伝動技術の課題と新たな可能性”テーマに

ベルト伝動技術懇話会が講演会

工業用品 2017-10-05

講演会場


 伝動ベルトメーカーをはじめ自動車・2輪車分野や原材料メーカー、ベルト・プーリーメーカー、そして大学研究者らで組織する「ベルト伝動技術懇話会」(会長・大窪和也同志社大学理工学部教授)の企画委員会(今井宏貴企画委員長)主催の第23回講演会が9月22日、同志社大学・今出川キャンパスの「至誠館」で開催され、当日はおよそ70人が参加した。

 ベルト伝動技術懇話会の会長で同企画委員の顧問である大窪和也氏は冒頭「この企画委員会が主催する講演会は、ベルト伝動技術懇話会においても重点行事のひとつで、当懇話会をリードしていく役割を果たしている。当懇話会はベルト伝動技術に関する技術の向上と関係技術者の交流をはかることを目的に設立されており、本日も技術者同士が議論、討論する良い機会なので役立てていただきたい」とあいさつした。

あいさつする大窪会長


 今回は、「様々な視点から学ぶ-ベルト伝動技術の課題と新たな可能性」をメインテーマに「ベルトとチェーンの比較について」(椿本チエイン・菅沢重信氏)、「乾式複合CVTベルトについて~高負荷・高効率化~」(バンドー化学・土井育人氏)、「ゴムと有機系ゴム薬品」(大内新興化学工業・有我望氏)、「エラストマーの耐久性に対するセルロースナノファイバーの影響」(化学物質評価研究機構・中西太郎氏)の4件の講演が行われ、参加者は熱心に耳を傾け、各講演後の質問も活発に行われていた。

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