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テレビ会議導入し営業所との連携強化

石原パッキング工業、新本社事務所・工場を建設

工業用品 2017-10-05

新本社事務所・工場棟


 石原パッキング工業(本社・岡山市、石原務社長)は、ゴム・樹脂スポンジ加工の専業メーカーで、量産品から多品種・小ロット品まで幅広く対応している。販路は自動車向けが15%、農業機械向けが15%、残り70%が工業用ゴム製品の卸商社や同業者への販売。「以前は自動車向けが80-90%占めた時期もあったが、一業種に集中しすぎるのは、経営安定化の面でデメリットが大きいので、販売先の多角化を進めた。現在は全国の約1,000社と取り引きをしている」(石原社長)。

 同社は本社・工場に加え、長崎、福岡、広島、福山、平塚、岡山に計6営業所を設置しているが、このうち長崎を除いた5営業所にウォータージェットやレーザーカッター、スライサー、スリッターなどの加工機を備えて、加工拠点にしている。

石原務社長


 「当社は多品種・小ロット対応ができるのが強みだ。他社ではできないような、特殊なものも作成している。急な注文も多い。そのため本社だけでは、全国各地の顧客に対して迅速に対応できないため、各営業所で加工対応できるようにしている」(同)という。

 同社は今年、新本社事務所・工場棟を建設した。これまで本社敷地内は3棟の建屋に分かれていたが、このうち2棟を解体し、1棟に建て替えた。昨年6月に建設工事にかかり、今年4月に完成した。建屋は3階建てで、延べ床面積は2,400平米。1フロア800平米の広さだ。建屋は1、2階が工場スペースで、1階は3分の2がプレス加工場、3分の1が検査スペース。2階は工場と在庫スペースになっている。3階は事務所と休憩室、軽作業場。「軽作業場は将来的にはクリーンルームにしたいと思っている」(同)。

 今年1月には、テレビ会議の設備も導入した。「工場は月2、3回、営業部門は月1回、テレビ会議をしている。これまでは本社と各営業拠点のとのコミュニケーションや連携が取りづらかったが、テレビ会議の導入で意思の疎通がはかりやすくなった」(同)という。

 同社の17年5月期売上高は37億円で前期比2億円の増収。利益も増加し、増収増益を達成した。今期は前期比5%増収を計画している。今期は九州地区と広島地区で、自動車関連の大口受注があり好調に推移している。「福岡と広島の加工拠点はフル操業状態」(同)と忙しい。最近では、通信販売業者との取り引きも増えているという。

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