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2024年のゴム・樹脂ベルト需要先別販売実績比率

ゴムベルトは高炉向けが2ケタ減、樹脂ベルトは食品が8%増加

工業用品 2025-05-07

 日本ベルト工業会は、2024年(1~12月)のゴムコンベヤベルトおよび樹脂ベルトの需要先別販売実績比率を発表した。それによると、ゴムコンベヤベルトの需要先別販売実績比率(金額ベース)は、国内が74.4%を占め、販売額は前年比6%増となった。また、輸出は25.6%を占め、販売額は同38%減少した。

 主な需要先をみると、全体の21.4%を占める高炉メーカーは同16%減と大幅に減少。自動車および自動車関連(前年比54%減)、非鉄(同58%減)、石炭(同52%減)も大きく落ち込んだ。自動車生産台数の減少が影響し、高炉向けや自動車関連向けのベルト需要が減少した。

 一方、石灰(同122%増)、電力・ガス(同43%増)、鉄鋼関連(同72%増)、ガラス(同77%増)は大幅に増加した。

 樹脂ベルト(金額ベース)は、国内が95.4%を占め、販売額は同3%増。また、輸出は4.6%を占め、販売額は同26%増加した。

 主な需要先をみると、2大需要先のうち、全体の38.0%を占める食品関連は、食品、食品機械とも同8%増加。全体の20.0%を占める物流関連は、物流、物流機械とも同横ばいだった。そのほか、その他機械(同5%増)、精密機械(同9%増)、紙工(同8%増)が増加した。一方、繊維(同14%減)、鉄鋼・非鉄(同10%減)は2ケタ減となった。

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