【インタビュー】住友理工社長兼COO松井徹氏
今期業績、概ね計画通りに
工業用品 2016-08-22
■海外子会社の現況
欧州は買収したドイツの防振ゴム会社の構造改革が昨年で終わり、収益化しつつある。イタリアの自動車用ホース関係会社は、南米市場の縮小の影響を受け、やはり構造改革に取り組んでいるが、もう少し時間がかかるとみている。その南米には3拠点を持つが、今はしっかり贅肉を落として市場が回復するのを待っているところだ。
中国は引き続き小型車減税効果に期待しており、東南アジアは市場が回復してきているので、タイでの伸びに期待している。インドは何とか拡大に努めている状況だが、期待したほどの伸びはない。
■ダイバーシティの取り組み状況
現在、当社には外国人役員が2人いる。多いか少ないかは別にして、海外の多様な人材を生かすため制度の整備を進めているところだ。生産現場をはじめ、女性が完全に活躍できる環境とは言い切れないので、こうした環境整備にも取り組んでいる。
さらにワークライフバランスという観点から、男性もある程度労働時間を抑えても仕事がまわるようにならないといけないと考えている。
■グローバル本社設立の効果
商号を「住友理工」に変更した相乗効果もあって、本年1月にグローバル本社を設立して以来、採用関係はいろんな人材が応募してくるようになった。また海外拠点のスタッフにこちらに来て業務をしてもらうなどの場としても活用をしている。今後もグローバルな人材が集う拠点としての利便性をさらに高めていきたい。
■2020Vについて
16年度からスタートした中期経営ビジョン「2020V」は、前年度に終了した2015Vの残課題と外部環境変化を踏まえた内容であるため、これまでのビジョンに比べて手堅い内容になったことは否めない。
しかし、15Vでは利益目標を達成することができず、収益力の向上が課題となった。そこで、20Vでは「着実な成長」と「体質強化」をテーマに、「環境技術強化」「モノづくり革新」「新規顧客開拓」の3点を経営戦略としている。
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