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カーボンニュートラルやデジタル化への対応、将来に向けた若手の技術者の育成に取り組む

日本フルードパワー工業会、2025年年始会を開催

工業用品 2025-01-22

 日本フルードパワー工業会(川瀬正裕会長=カヤバ社長兼CEO)は1月15日、東京プリンスホテル(東京都港区)で「2025年年始会」を開催した。

あいさつする川瀬会長


 冒頭、あいさつに立った川瀬会長は、「国内の経済状況は、昨年12月に出た日銀短観の業況判断によると、大企業製造業で改善したとのデータが出ている。業種別では生産用機械、化学は半導体等の製造装置ならび半導体材料の需要増から改善した。

 現在、人手不足を受けた効率化投資、デジタル化、脱炭素、サプライチェーンの強靭化に向けた投資が高まっている。企業の規模を問わず、こうした設備投資の拡大傾向が続くと国は予想しているようだ。

 当工業会の2024年の出荷高は、推定値ではあるが、輸出がかなり伸び悩んだことから油圧・空圧合わせ8,900億円、前年比4.2%減となりそうだ。油圧に関しては、肌感としてもっと低いと実感している。2025年は日銀の短観通り、市場が伸びていくことを期待している。

 取り巻く経済環境は厳しいが、当工業会においては、課題であるカーボンニュートラルやデジタル化への対応、将来に向けた若手の技術者の育成を行っていきたい」と語った。

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