バッテリー冷却プレートなどを出展
住友理工、「Japan Mobility Show Bizweek 2024」に出展
工業用品 2024-10-02
住友理工は、10月15~18 日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「Japan Mobility Show Bizweek 2024」に出展する。

同展示会は、日本自動車部品工業会が主催する展示会で、モビリティ関連企業とスタートアップによる共創を生み出すビジネスイベント。同社グループは同展示会で、EVに関する製品として「バッテリー冷却プレート:クールフィットプレート」「内部熱交換器:IHX」「BEV冷却配管用樹脂チューブ」を紹介する。
■展示会内容
◇バッテリー冷却プレート:クールフィットプレート=バッテリーを冷却する製品で、バッテリーの底面(流路の上側)を効率良く冷却でき、さらにバッテリーの温度均一化を図ることができる。並列流路内に突起を有していることが特長で、この突起により渦を発生させ、流体境界層を撹拌させることで、効率的な冷却性能を発揮する。また、突起を最適な箇所に配置することで、任意の箇所の冷却効率を向上させ、バッテリーの部位別温度差を縮小することにより、バッテリー寿命の延長に貢献する。
◇内部熱交換器:IHX(Internal Heat Exchanger)=エアコンシステムの冷却効率を向上させる内部熱交換器で、独自のスパイラル形状により、高い熱交換性を実現。低圧配管(内管)のスパイラル形状に対し、ストレート形状を追加したことで、境界層を攪拌する流れを生成することができ、効率的な熱交換性能を発揮する。同社の現行量産品に対し、熱交換性能を 30%向上でき、電費改善に貢献する。
◇BEV冷却配管用樹脂チューブ=BEV(電気自動車)用の冷却樹脂配管で、ICE(内燃機関)用チューブに対し耐熱など使用環境緩和を考慮して、ポリプロピレンを最内層に使用することにより、樹脂チューブの低コスト化を実現。従来の圧入締結に対し、レーザー溶着による締結構造を採用することで、部品点数の削減や圧損の低減にも貢献する。
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