「歯付プーリ設計検討時におさえておきたいワンポイントアドバイス」をテーマに
バンドー化学、ウェビナーを開催
工業用品 2024-01-24
バンドー化学は1月23日、「歯付プーリ設計検討時におさえておきたいワンポイントアドバイス」をテーマにウェビナーを開催した。
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ウェビナーの様子
今回は、バンドー化学人事部の宮岸未来也氏がMCを、バンドー・I・C・S営業本部販売促進部専任部長の八嶋哲夫氏が講師を務め、①歯付プーリの仕様検討をする際に、「コスト削減」、「納期短縮」が見込めるポイントを理解する②お困りごと解決事例によって、さまざまな解決方法を知る――ことをゴールに進められた。
歯付プーリには、素材から機械加工を行い、ホブカッターで歯を削って加工する「切削加工品」、金型を用いて歯部まで成形する「金型成形品」(焼結成形品、ダイカスト成形品、樹脂成形品)の2種類の製作方法がある。
また、材質としては、炭素鋼、特殊鋼、ステンレス、鋳鉄、粉末冶金の「鉄系」、アルミ合金(棒材)、アルミ合金(鋳物)、アルミ合金(ダイカスト)、亜鉛合金(ダイカスト)、樹脂の「非鉄系」がある(製作方法によっては適さない組み合わせがある)。
製作方法と材質に加え、「円弧歯」と「台形歯」という歯形の違い、「ピッチ」と呼ばれる歯と歯の間隔の違いなどの組み合わせによって、使用用途に適した歯付プーリを選択・製作する。
ウェビナーでは、歯付プーリの仕様検討および図面作図時の注意点として、①歯付プーリの軸穴・その他加工②歯付プーリの軽量化③歯付プーリのフランジ取り付け④歯付プーリの表面処理――の各テーマに沿って、具体的にどのように図面を作図したらいいのかを解説するとともに、実際にあったお困りごとの解決事例を紹介した。
最後に、①機能を考慮しながら汎用材料を選択する②市販の工具で対応可能な形状や加工方法を考慮した交差指定をする③目的を明確にした表面処理を選択する――ことで、「コストUP防止」、「納期の短縮」、「安定した品質」が実現できると結んだ。
なお、バンドー化学では、設計業務を効率良く行うためのプーリCADデータのダウンロードサービスを同社ホームページから行っている。
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