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生体信号用ゴム電極の筋電義手への活用目指す

NOKが横浜国立大と共同研究

工業用品 2017-04-19

NOKの生体信号用ゴム電極


 NOKは4月18日、横浜国立大学大学院工学研究院加藤龍研究室と「筋電義手の筋電位検出の安定化に関する研究」の共同研究を開始したと発表した。

 筋電義手は、モーターを動かすためのスイッチとして表面筋電位を用い、表面筋電位の出力量・パターンによって動作や制御を行うことができる義手。筋電位を読み取るために「筋電センサー」が使われている。

 NOKは従来から医療分野などに向け、導電性のゴムを用いた電極で、脳波、眼電位、筋電位、心電位などの生体信号を測定することができる生体信号用ゴム電極を提案している。

 今回の研究は、生体信号用ゴム電極を節電センサーに活用するための応用研究。生体信号用ゴム電極を筋電位の検出部位に容易に装着・固定でき、筋電位を長時間安定して読み取ることが可能な、ウェアラブルに適したセンサーユニットの開発を目指す。

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