CASE 関連「センシング」「熱マネジメント」「水素デバイス」領域の製品を出品
住友理工、人とくるまのテクノロジー展2023に出展
工業用品 2023-05-17
住友理工は、5月24~26日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で、7月5~7日にAichi Sky Expo(愛知県常滑市)で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2023」に、住友電気工業、住友電装と3社共同で出展する。
同展示会では、特に「C:Connected」、「A:Autonomous」、「E:Electric」に関わる製品をする。
「Connected」、「Autonomous」に貢献する製品として、センシング領域からは「ドライバーモニタリングシステム」。「Electric」に貢献する製品では、熱マネジメント領域の「薄膜高断熱材:ファインシュライト」、「遮熱断熱フィルム:リフレシャイン」、「電池セル間断熱材」を出展。水素デバイス領域からは「FC セル用ガスケット」を展示する予定。
■展示品紹介
◇ドライバーモニタリングシステム(シート一体型)
独自開発のセンサーをクッション形状に加工してシートと一体化した製品。センサーで計測した座面の圧力変化のデータを取得し、生体情報(心拍成分や呼吸成分などによるバイタルデータ)が推定できる。シート型センシング機器による計測データをもとに、ドライバーの居眠りや疲労予兆検知など、乗員の異常時対応、管理者による運行支援、労務管理といったサービスへと繋げる。
◇薄膜高断熱材:ファインシュライト
高分子材料技術を応用し、空気が動けないほど微細なナノサイズの細孔を持つ高断熱フィラー(シリカエアロゲル)を塗料化。不織布、成形樹脂などの基材にコーティングすることで、静止空気以上の高断熱性を発揮。モビリティの EV化において、車室空間の冷暖房効果を高める同製品は電費抑制による航続距離の延長に貢献する。
◇遮熱断熱フィルム:リフレシャイン
建物用は、窓に設置することで、高い透明性を維持したまま、室内に入る太陽からの熱(近赤外線)を反射(遮熱)し、冬は室内の暖気(遠赤外線)を逃さない(断熱)。遮断熱の効果により、快適性を高めるとともに、冷暖房の低減によって省エネにも繋がる。自動車用は、運転時の視認性確保と太陽からの熱(近赤外線)を吸収する遮熱機能を両立し、車内の快適性を高める。
◇電池セル間断熱材
ファインシュライトのバインダー配合技術をさらに発展させ、数百度の高温に耐えられる断熱材をBEV用のリチウムイオン電池向けに開発。セルが異常に発熱した際に、隣接するセルへの熱連鎖を抑制し、車両火災に繋がるような大事故を回避する役割を担う。顧客の要求に応じて、断熱性能や硬さなどの特性を調整し、最適化を図る。
◇FCセル用ガスケット[初出展]
トヨタ自動車のFCV:新型 MIRAI向けに供給している製品で、セパレータと呼ばれる板状の部材や発電部材などからなるセルの構成部品のうち、水素と酸素、そして水の漏れを防ぐゴム製シール部材「セル用ガスケット」。新型 MIRAIのFCスタックはセル 330枚が積層された構造で、これら1枚1枚に同製品が搭載されている。また、セル用ガスケットは氷点下から 100度以上の広い温度領域において高いシール性を発揮し、FCVの長期安全性、高効率な発電性能に貢献している。
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