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2022年3月期第1四半期業績

タイガースポリマー 、東南アジア除き全地域で増収減益

工業用品 2022-08-10

 タイガースポリマーの2023年3月期第1四半期(2022年4~6月)業績は、売上高が106億6,200万円で前年同期比15.6%増、営業利益が5,600万円で同75.1%減、経常利益が6億4,100万円で同122.8%増、純利益が1億4,500万円で同411.8%増だった。

 日本は売上高が51億3,800万円で同1.7%増、営業利益が8,100万円で同64.7%減。産業用ホースの販売は減少したが、家電用ホース・ゴムシート類・ゴムマット類の販売が増加したことで増収。ロイヤリティー収入の減少に加え、人件費や諸経費の増加で減益となった。

 米州は売上高が39億5,900万円で同31.3%増、営業損失が1億8,400万円(前年同期は1億3,500万円の損失)。米国では自動車部品の販売が増加した一方、原材料費や諸経費が増加したため増収減益。産業用ホースは北米の景気回復並びに販売価格改定の効果で増収増益だった。メキシコの自動車部品は、販売が増加した一方、原材料費や輸送費等の諸経費が増加したことで増収減益となった。

 東南アジアは売上高が7億9,000万円で同11.0%増、営業利益が7,200万円で同28.0%増。タイでは自動車部品の米州向け販売が減少した一方、国内向け販売が増加したことで増収増益。マレーシアでは家電用ホースの販売が増加したことで増収増益となった。

 中国は売上高が16億4,500万円で同24.6%増、営業利益が6,100万円で同3.1%減。中国では家電用ホースの販売が減少したが、自動車部品の販売が増加したことで増収。一方、原材料費や人件費の増加により減益となった。

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