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化成品ソリューション事業の承継で

ブリヂストン 、子会社2社との一部資産移転を会社分割で承継

工業用品 2022-05-27

 ブリヂストンは同社の化成品ソリューション事業を新たに設立する完全子会社(新会社)に対し承継する件で、同取引における対象事業・資産に変更はないとしながらも、ブリヂストンと同社完全子会社のブリヂストンケミテック(BSCT)との間、およびブリヂストンと同社完全子会社ブリヂストン化成品(BDCP)との間における一部資産の移転方法につき、会社分割で承継させることを5月11日に決定し、発表した。

 同契約は経済合理性が認められるとの評価に至ったことにより決定したもので、契約締結日は5月、効力発生日は7月を予定している。分割する帳簿価格はBSCTへの分割対象については、8,900万円、BDCPへの分割対象は5億9,000万円を予定。ただし、これは2021年12月末時点のもので、効力発生日までの増減調整をして確定する。

 なお、ブリヂストンは同日、化成品ソリューション事業を承継する完全子会社(新会社)の概要を発表。新会社の名称はアーケムで、資本金1万円で2022年1月14日設立。持株比率はブリヂストンが100%。事業内容は車輛用シートパッド、高機能素材製品、プリンタ本体および消耗品向け部品の研究、開発、製造および販売としている。

 ブリヂストンは2021年12月10日、化成品ソリューション事業を、吸収分割により同社が新たに設立する完全子会社(新会社)に対し承継させ、新会社に同社グループ会社の対象事業を集約した後、その新会社の株式全てを投資ファンドであるエンデバー・ユナイテッドが組成・管理・運営するエンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合へ譲渡することを発表していた。

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