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2022年3月期第1四半期業績

藤倉コンポジット、産業用資材は増収増益

工業用品 2021-08-10

 藤倉コンポジットの2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)業績は売上高が84億6,200万円で前年同期比32.2%増、営業利益が9億8,600万円(前年同期は2,700万円の利益)、経常利益が12億2,100万円(同500万円の利益)、純利益が9億4,600万円(同3,700万円の利益)だった。

 産業用資材は売上高が55億2,400万円で同28.7%増、営業利益が5億3,200万円(同300万円の利益)。工業用品部門は、自動車関連・住宅設備関連ともに世界的な需要回復により、国内外において販売が好調に推移し、設備稼働率が大幅に向上したため増収増益となった。制御機器部門は、半導体・液晶関連の設備投資が好調を維持し、医療関連も堅調に推移し増収増益。

 引布加工品は売上高が10億2,300万円で同5.7%減、営業利益が100万円で同96.2%減。引布部門は、自動車関連を始め音響や電子関連でも回復基調が継続し、増収増益となった。印刷材料部門は、受注回復に遅れはあるものの、生産体制の見直しを行った結果、減収増益。加工品部門は、産業用資材関連は堅調に推移したが、舶用品の需要が国内外ともに低迷し減収減益となった。

 スポーツ用品は売上高が18億1,700万円で同94.8%増、営業利益が5億6,800万円で同461.7%増。ゴルフ用カーボンシャフト部門は、自社ブランド商品の販売が好調に推移したことに加え、クラブメーカー向けOEM製品の受注も増加したことで、増収増益となった。アウトドア用品部門は、特に大都市圏においてウォーキングやハイキングの需要が伸長し、増収増益。

 その他は売上高が9,500万円で同7.1%増、営業利益が2,100万円で同17.5%増。
 

第2四半期および通期業績予想を上方修正

 同社は2022年3月期第2四半期業績予想および2022年3月期通期業績予想を上方修正した。第1四半期の実績を踏まえた。

 ■2022年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=170億円(前回予想150億円、増減率13.3%増)◇営業利益=18億円(同4億円、同350.0%増)◇経常利益=18億円(同4億円、同350.0%増)◇純利益=13億円(同2億円、同550.0%増)

 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上高=332億円(前回予想310億円、増減率7.1%増)◇営業利益=30億円(同11億円、同172.7%増)◇経常利益=30億円(同11億円、同172.7%増)◇純利益=25億円(同12億円、同108.3%増)

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