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2022年3月期第1四半期業績

NOK、シール事業は大幅増収黒字回復

工業用品 2021-08-04

 NOKの2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)業績は、売上高が1,567億3,500万円で前年同期比38.5%増、営業利益が68億8,200万円(前年同期は87億4,400万円の損失)、経常利益が108億7,500万円(同82億3,900万円の損失)、純利益が68億4,600万円(同78億6,000万円の損失)となった。

 セグメント別にみると、シール事業は売上高が840億3,200万円で同61.0%増、営業利益が99億1,300万円(同35億6,900万円の損失)。

 自動車向けは半導体不足などの部品不足による減産の影響が一部にあったものの、需要の回復幅が大きく、販売は増加。一般産業機械向けは新型コロナウイルスの影響から脱却した海外諸国の経済回復が寄与して建設機械、工作機械、ロボットなどの需要が増加し、販売が増加した。

 電子部品事業は、売上高が663億4,700万円で同19.2%増、営業利益が33億6,900万円(同49億6,000万円の損失)。半導体などの部品の供給不足の影響はあったものの、需要回復により、自動車向け、スマートフォン向けの販売が増加した。

 ロール事業などその他事業は売上高が63億5,400万円で同20.3%増、営業利益が3億3,300万円(同2億3,100万円の損失)。ロール事業は新型コロナの影響で落ち込んでいた複合機および補修用部品の需要が回復傾向にあり、販売が増加。特殊潤滑剤事業も自動車の生産回復により、販売は増加した。

 2022年3月通期業績予想は、売上高6,600億円で前期比10.7%増、営業利益330億円で同128.1%増、経常利益400億円で同118.1%増、純利益240億円(前期は13億6,100万円の損失)を見込んでいる。

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