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既販トラックの事故防止に貢献

豊田合成がトラック向け居眠り警報ハンドル開発

工業用品 2016-04-04

交換用カメラ付きハンドル

交換用カメラ付きハンドル


 豊田合成は3月22日、既販トラックの事故防止に貢献することをねらいに、ドライバーの危険動作(脇見、居眠り)を検知し、警報する後付けシステムを開発したと発表した。

 同システムは、既存のハンドルから交換する「カメラ付きハンドル」と専用アプリを搭載した「スマートフォン」で構成され、カメラで撮影した画像をスマートフォンに送信し解析。一定時間の脇見、居眠り(閉眼)を検知した場合に、警報を鳴らしドライバーに注意を促す。

 また、スマートフォンの通信機能を使って、位置情報システムや、ドライブデータの解析等、様々な活用が可能。同社では、すでに2014年からグループ会社のTGロジスティクスのトラック15台に同システムを搭載し、累計走行距離約10万キロメートル以上の実証試験を行い、一定の効果を得ている。

 今後は、物流委託先へ展開するとともに、その他のトラック事業者への販売に向けた検討を開始する。

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