2021年3月期第3四半期業績
タイガースポリマー、中国は自動車部品、家電用ホース堅調で増収増益
工業用品 2021-02-12
タイガースポリマーが2月10日発表した2021年3月期第3四半期(2020年4~12月)業績は、売上高が263億7,300万円で前年同期比10.7%減、営業利益が5億3,100万円で同52.9%減、経常利益が6億2,600万円で同50.3%減、純利益が1億8300万円で同69.4%減だった。
セグメント別にみると、日本は売上高が149億4,100万円で同8.7%減、営業利益が4億7,400万円で同33.6%減。自動車部品、産業用ホース、ゴムシートの販売の減少に加え、減価償却費増加などが響いた。
米州は売上高が76億8,700万円で同18.6%減、営業損失が3億4,600万円(前年同期は2,800万円の利益)。米国では、自動車部品は都市封鎖措置による操業停止の影響を受けて販売が減少したことで減収減益。産業用ホースは操業停止とはならなかったものの、販売が減少したことで減収減益。メキシコでも、操業停止の影響を受けて自動車部品の販売が減少したが、原材料費や諸経費が減少し減収増益となった。
東南アジアは売上高が16億5,900万円で同22.3%減、営業損失が1,500万円(同1億3,200万円の利益)。マレーシアでは家電用ホースの販売が減少し、原材料費や諸経費は減少したが減収減益。タイでは自動車部品の販売が減少し、原材料費や労務費は減少したが減収減益となった。
中国では売上高が42億3,300万円で同15.3%増、営業利益が3億7,500万円で同149.8%増。原材料費が増加したものの、自動車部品、家電用ホースともに販売が増加し増収増益となった。
通期業績予想を上方修正
同社は同日、2021年3月期通期業績予想の上方修正を発表した。 主要需要先の自動車関連の生産数量が回復していることに加え、人件費経費を抑制したことなどで、売上高、利益とも前回予想数値を上回る見込み。
■2021年3月期通期業績予想
◇売上高=357億円(前回予想352億円、増減率1.4%増)◇営業利益=10億円(同5億円、同100.0%増)◇経常利益=11億5,000万円(同6億円、同91.7%増)◇純利益=5億円(同1億円、同400.0%増)
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