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2021年3月期第3四半期業績

櫻護謨、オリンピック向け資機材など大幅減

工業用品 2021-02-08

 櫻護謨が2月5日に発表した2021年3月期第3四半期(4~12月)業績は、売上高が59億8,100万円で前年同期比32.3%減、営業損失が700万円(前年同期は6億9,000万円の利益)、経常損失が800万円(同6億6,700万円の利益)、純損失が3,200万円(同4億2,100万円の利益)だった。

 消防・防災事業は売上高が27億1,000万円で同50.2%減、営業損失が3,400万円(前年同期は6億3,500万円の利益)。特殊車両の販売増はあったものの、オリンピック向けなどの資機材の案件が大幅に減少した。

 航空・宇宙、工業用品事業は売上高が29億300万円で同3.7%減、営業利益が2億600万円で同34.7%減。航空・宇宙部門では在来機向け補用品の販売は増加したものの、官需大型機や宇宙分野向けの販売が減少。工業用品では、タンクシールや子会社取り扱いの製造設備用金属加工部品の販売が順調に推移しているものの、発電所向け絶縁ホースや子会社取り扱いの油圧ホースの販売が減少した。

 不動産賃貸事業は売上高が3億6,700万円で同1.0%減、営業利益が9,600万円で同169.7%増だった。

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