【新年インタビュー】アキレス伊藤守社長
「環境や健康をテーマに商品開発に取り組む」
工業用品 2017-01-06

■人に寄り添う会社でありたい
当社はシューズやマットレス、車両用シートなど人に触れる製品を多く扱っています。そのため、履き心地や眠り心地、座り心地など“心地良さ”の研究に力を入れています。常に、人に寄り添う企業でありたいと思っています。
こうした方針の下、得意先との共同開発を含めて進めているのが高齢者用マットレスです。寝たきりの高齢者では、マットレスなどを汚す場合も多いと思います。そこでいつでも清潔を保てるように、洗える枕やマットレスの開発に取り組んでいます。また腰や背中などの接する部位によって最適な反発性を採用し、高齢者の方が快適な睡眠を得られるよう、また目覚めた時に起き上がりやすいように工夫したマットレスの開発も進めています。ウレタンマットレスの販売は今期も順調に推移しています。
■センテナリアンへの対応
医療の発達に伴い、センテナリアン(100歳以上の高齢者)の人口が増加しており、今後も飛躍的に増加するといわれています。こうした超高齢化社会を迎え、介護が必要な方が増える一方、介護の要らない健康な高齢者も増えていくと思われます。そこで元気な高齢者を対象にしたビジネスも重要になってきます。当社としては、シューズやマットレスなどで元気な高齢者をサポートし、新たな需要の創出に取り組んでいくつもりです。
■インフラ・オリンピック需要
当社はインフラ製品の需要開拓にも注力しています。最近、販売が拡大しているのが古いトンネルの背面に生じる空洞を発泡ウレタンで充填補修する空洞化補修工法です。この上期は前年同期比13%増と好調です。
オリンピック関連では、「クリーンオアシス」という透明なPVC遮熱フィルムを使用したエアー自立式パラソルを開発しました。オリンピックや屋外イベントの際に、観客や来場者、ボランティア活動や警備活動などをする方々のために、暑さを軽減し、憩いと安らぎの場となればと思っています。
■海外事業を拡大
車両事業は、中国で生産した車両用レザーを中国国内の日系や欧米の自動車メーカーに納めたり、欧州に輸出しています。また日本からタイやインドネシアに輸出し、販売が伸びており、当社の中で最も海外展開が進んでいます。塩ビフィルムやメディカル製品も輸出が増加しています。また防炎性の窓用フィルムも海外での需要が増加しています。
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