【新年インタビュー】十川ゴム十川利男社長
「17年以降、継続的に新製品出すことが重要」
工業用品 2017-01-06

17年について十川利男社長は「国外の情勢で注視しなければならないものもあるが、そのような状況の中で少しずつでも売り上げと利益を上乗せしたい」と語る。生産の自動化を進めるとともに、新製品を投入していく考えだ。
■16年を振り返って
米国やEU、韓国など国外では色々とあった年でしたが、国内は政権が安定しており、これは日本にとって良い年だったのではないでしょうか。当社としては家電、住宅設備、医療向けが前年に比べ落ちたものの、自動車関連の売り上げが良かった年でした。
■16年度業績見込みと17年度計画
売上高は、15年度に比べ微増となる見通しで利益も同様ですが、売上目標に対しては1%程足りていません。ただ、原料価格、ユーティリティコストが一定していたのは幸いだったと思います。
17年度についても、売上高、利益ともに1%程アップさせたいと考えています。これは原料価格やユーティリティコストが安定しているということが前提ですが、為替や米国の動向など不透明な部分も多いのが実情です。
■中国拠点の現況
中国拠点は為替リスクを回避するために、中国国内の売上割合を増やし、現状では6対4で中国国内の売り上げが多くなっています。
中国拠点は上半期が好調でした。一昨年を底に建機関係の在庫調整が終わり、再び上向きになっていることが寄与しており、売上高では前年同期比で130%となっています。
中国拠点は円建ての支払いですので円高の方が助かりますが、為替が円安に振れてきていますので、この勢いが今後どうなるのか、そこを注視しています。
■17年の経営方針
売り上げと利益のさらなる上乗せを目指していく考えです。
ただ、国際情勢が懸念材料で、仮に米国がTPPから離脱し、保護主義の政策をとっていくことになると、当社の製品の中でも北米向けに伸びているものにとっては厳しい状況になります。当社は米国内に拠点を有しておらず、全てが輸出での対応となります。保護主義の動きには注視していかなければなりません。
生産面では、16年は品質のトラブルが少ない年でしたので、今後も品質トラブルを避けるためにも、少しずつでも自動化、機械化を進めていく考えです。またコアな製品の中には、時代とともに需要が落ちていくと見込まれるものもありますので、継続的に新製品を出していかなければならないと思いますし、17年以降はこれが大事になってくると思います。
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