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抗菌・消臭・抗ウイルス素材の”DEW”使用

ミドリ安全、接触感染予防手袋「MS132」を発売

工業用品 2020-06-04


 ミドリ安全は、抗菌・抗ウイルス作用を持つ素材“DEW”を使用した接触感染予防手袋「MS132」を、6月1日からウェブサイトなどで発売した。

  DEWは日本蚕毛染色が開発した機能繊維で、抗菌・ウイルス作用を持つ二価の銅を天然繊維(コットン)に強固に化学結合させたもの。銅イオンの作用で、優れた抗菌効果(O-157、MRSA、大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、緑濃菌)や、消臭効果(4大悪臭:アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化水素)だけでなく、特定のウイルスの減少にも効果が認められている。

 今回発売した「MS132」は、この“DEW”を国内で初めて素材に使用することでウイルスを減少する効果を付与。抗菌、抗ウイルスの効果を色で確認できるつくりになっているほか、ニトリル手袋と比べても通気性が高く、繰り返し洗っての使用も可能。1双ずつ個包装して販売するなど、衛生面にも配慮している。

 開発の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大がある。スーパーなどの食品売り場では、接触感染予防策としてニトリル手袋などの使い捨て手袋が使用されているが、長時間の作業でムレや素材による肌荒れ、アレルギー、臭いの問題があり、通気性に優れた手袋への需要が高まっていた。

 「MS132」は、これらのユーザーの声に応える形で開発したもので、スーパーや小売店、配送業、各種交通機関のほか、通勤通学時など接触感染が気になる人に幅広く展開していく。

 サイズはMとLの2サイズを用意、価格はそれぞれ460円(税別)、490円(同)となっている。

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