2020年3月期業績
アキレス、産業資材事業は増益
工業用品 2020-06-01
アキレスが5月29日に発表した2020年3月期業績は、売上高が802億2,500万円で前期比6.4%減、営業利益が16億200万円で同14.3%増、経常利益が20億4,800万円で同2.2%増、純利益が18億9,500万円で同460.6%増となった。
セグメント別でみると、シューズ事業は売上高が119億3,100万円で同14.7%減、営業損失が8億4,700万円(前期は9億5,600万円の損失)。
プラスチック事業は売上高が378億8,000万円で同7.6%減、営業利益が28億9,000万円で同3.9%減。車輌内装用資材は、世界的な自動車マーケット減速の影響を受け国内外ともに減収。フィルムは、北米では医療用が好調に推移し、国内では抗ウイルス・抗菌性軟質フィルム「アキレスウイルセーフ」への関心が高まったが、その他の用途が苦戦し減収。農業分野は、生分解性マルチフィルムが好調だったが、農業用ビニールフィルムが苦戦し減収。建装資材は、消費税率引き上げ後の市況冷え込みの影響を受け、また、期末にかけては新型コロナウイルス感染拡大に伴う建築工事遅延の影響により減収。引布商品は、国内向けのエアーテント、輸出向けゴム引布の販売が好調に推移し増収となった。
産業資材事業は売上高が304億1,300万円で同0.9%減、営業利益が20億7,300万円で同11.3%増。ウレタンは、寝具・車輛・雑貨用など主力商品が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、期末にかけて販売が減速し減収。断熱資材は、システム製品が倉庫等建築物件向け販売増加により増収となったが、ボード製品は建築向け、パネル製品は畜産向け、スチレン製品はブロックで苦戦し、全体では減収。工業資材は、米国・中国市場で伸び悩んだが、海外ユーザーを中心とした半導体分野向け搬送用部材の販売が拡大し、国内では医療機器向けRIM成型品の伸長により増収となった。
2021年3月期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定することが困難であることから未定とした。
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