PAGE TOP

2021年5月までに工場建屋を拡張、18年度比で2倍の生産量に

豊田合成、中国でウェザストリップを増強

工業用品 2019-11-21

 豊田合成は11月15日、中国・湖北省の関連会社「湖北豊田合成正奥橡塑密封科技」(TG正奥)でのウェザストリップ(車のドアや窓枠のゴム部品)の生産能力を増強すると発表した。2021年5月までに工場建屋を拡張して生産設備を増設し、生産能力を2018年度比で約2倍に増やす。

 これは、世界最大市場の中国における自動車部品事業の拡大に対応するためのもの。TG正奥は、豊田合成グループが2018年12月に、独立系サプライヤーである湖北ロック社に出資することで関連会社化。

 TG正奥は、東風汽車集団や東風本田汽車、神龍汽車などへウェザストリップを提供してきた実績があり、今回の生産体制強化により、豊田合成グループの中国内陸部における事業拡大のための中核拠点を目指す。

 ■TG正奥の概要
 ◇社名=湖北豊田合成正奥橡塑密封科技◇所在地=中華人民共和国湖北省十堰市◇設立=1995年4月(2018年12月に子会社化)◇資本金=4,600万元◇株主=豊田合成(中国)投資60%、湖北正奥汽車附件集団40%◇生産品目=ウェザストリップ(オープニングウェザストリップ、ドアウェザストリップ、ガラスランなど)◇建屋面積=(現在)1万7,400平方メートル/(拡張後)3万1,600平方メートル◇従業員数=(2019年9月)227人、(2022年12月末予定)約500人

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物