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19年12月期第3四半期業績

ニチリン、日本は増収減益

工業用品 2019-11-13

 ニチリンが11月12日に発表した19年12月期第3四半期(1-9月)業績は、売上高が457億6,200万円で同1.0%減、営業利益が49億1,300万円で同21.9%減、経常利益が49億3,700万円で同23.3%減、純利益が22億9,000万円で同35.7%減となった。

 日本は売上高が248億3,100万円で同3.6%増、営業利益が16億5,300万円で同0.4%減。北米子会社向けの部品供給が減少した一方、中国、アジア子会社向けの設備売り上げが増加したこと、国内販売が堅調に推移したことで増収となった。

 北米は売上高が77億9,500万円で同13.3%減、営業損失が7,000万円(前年同期は3億8,800万円の利益)。北米市場は好調な企業の経営成績や雇用の安定を背景に堅調に推移したが、日系企業が得意としてきたセダン車の需要が減少し、小型トラック・SUV車の需要が増加する傾向が強まっている。また、北米子会社では、新商品であるIHX(内部熱交換器)の量産が開始された一方で、主力製品であったパワーステアリング用ホースの需要が減少したことで減収。また、売上減少に伴う限界利益の減少に加え、中国材料の追加関税の増加、メキシコでの最低賃金の増加があり損失となった。

 中国は売上高が81億7,800万円で同7.6%減、営業利益が7億6,000万円で同45%減。中国市場は米中貿易摩擦により経済の減速傾向が強まっており、新車販売台数も前年割れの状況が続いている。また、北米向け等へのエアコン用管体の輸出も減少傾向にあることから減収。利益面では、蘇州日輪汽車部件の生産移管準備費用の増加があり減益となった。

 アジアは売上高が126億6,000万円で同10.6%増、営業利益が27億8,600万円で同1.9%増。ABS化による二輪用ブレーキホースの販売増に加え、フューエルホースの販売が堅調に推移し増収増益となった。

 欧州は売上高が38億7,300万円で同13.7%減、営業損失が1億400万円(前年同期は2,500万円の営業利益)。需要低迷に伴い、日系メーカー、欧州メーカーともに生産を減少させており減収。また新モデル立ち上げに伴う費用の発生があり損失となった。

 19年12月期通期業績予想は、売上高が610億円で同2.2%減、営業利益が70億円で同17.1%減、経常利益が70億円で同17.7%減、純利益が35億円で同24.6%減を見込んでいる。

 

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