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2025年12月期第1四半期業績

ニチリン、日本は減収減益

決算 2025-05-13

 ニチリンの2025年12月期第1四半期(1~3月)業績は、売上高が183億200万円で前年同期比0.2%増、営業利益が25億7,100万円で同0.3%増、経常利益が20億9,500万円で同34.9%減、純利益が15億7,900万円で同10.7%減だった。

 セグメント別にみると、日本は、市況の販価反映などにより国内向け販売高は増加したものの、中国向け輸出の減少などにより、売上高が84億5,200万円で同1.6%減、営業利益が7億9,700万円で同18.9%減となった。

 北米は、引き続きHVの需要は好調だが、前期からは若干減少となり、売上高が36億6,500万円で同1.8%減、営業利益が2億3,700万円で同10.2%減となった。

 中国は、現地メーカーへの販売が増加した一方、日系メーカーの長引く販売低迷により、売上高が24億4,000万円で同15.0%減、営業利益が2億8,000万円で同29.1%減となった。

 アジアは、おおむね堅調に推移したものの、中国向け輸出の減少により、売上高が63億5,100万円で同0.9%減、営業利益が9億円で同21.2%減となった。

 欧州は、メーカー向け販売が増加。また、BMWへの2輪車向け製品の納入が開始されたことで、売上高が20億600万円で同8.7%増、営業利益が3,400万円で同20.9%減となった。

 2025年12月期業績は、売上高728億円で前期比2.0%増、営業利益94億円で同2.4%増、経常利益96億円で同7.5%減、純利益58億円で同6.0%減を見込んでいる。

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