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反射材や塗布した製品を販売

朝日ラバー、白色シリコーンインキ製品を拡販へ

工業用品 2019-08-22

 朝日ラバーは、2010年に製品化した白色シリコーンインキについて、材料の改良と配合技術により、使用する基板の材質や性能ごとに、その機能を向上させ、製品シリーズとラインアップを拡大し、拡販を図る。

白色シリコーンインキ


 白色シリコーンインキは、LEDのプリント基板に塗布することで、LEDが発する光の取り出し効率を高めることができるもの。シリコーン製のため、一般的な白色の樹脂材料より、耐紫外線性、耐熱性に優れており、硬質のリジッド基板と柔軟に曲げられるフレキシブル基板に対応し、反射板であるリフレクターの反射層としても使用が可能。また、新しく追加したRGシリーズは、特に耐熱性に優れ、セラミックス基板にも使用ができる。

 さらに、反射材としての材料の販売だけでなく、新たにフィルムやアルミニウムなどの鋼板に反射材を塗布した製品ラインアップを設定し、試作販売によるマーケット調査も開始する。

 <製品シリーズ>
 ■反射材
 ◇SWRシリーズ=対応基板/フレキシブル、反射率(硫酸バリウムの標準白色板を反射率100%として測定)/92-95%、特長/高反射率、耐熱性、折り曲げ性
 ◇FRシリーズ=対応基板/リジッド、セラミックス、反射率(同)/92-95%、特長/高反射率、耐熱性、耐クラック性
 ◇PRシリーズ=対応基板/リジッド、反射率(同)/92-95%、特長/高反射率
 ◇RGシリーズ(新)=対応基板/リジッド、セラミックス、反射率(同)/88-91%、特長/高耐熱性、耐クラック性

 ■開発品
 ◇「高反射白色シリコーン フィルム」=樹脂フィルムに白色シリコーンインキ(SWR シリーズ)を塗布した製品。リフレクター、高反射テープ、バックライト用反射フィルムなどに使用できる。

「高反射白色シリコーン フィルム」


 参考規格=インキ/SWR シリーズ、基材/ポリエチレンテレフタレート(PET)50マイクロメートル、幅/300ミリ、長さ/1メートル、総厚み/130マイクロメートル

 ◇「高反射白色シリコーン 鋼板」=アルミニウム板などに白色シリコーンインキ(SWR シリーズ)を噴霧加工した製品。90度までの折り曲げ、穴あけ、切断が可能。

「高反射白色シリコーン 鋼板」


 参考規格=インキ/SWR シリーズ、基材/アルミニウムA1050 1.5ミリ、寸法/300ミリ×500ミリ、総厚み/約1.6ミリ

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