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20年3月期第1四半期業績

朝日ラバー、工業用ゴム事業は減収減益

工業用品 2019-08-08

 朝日ラバーが8月8日に発表した20年3月期第1四半期(19年4-6月)業績は、売上高が17億9,600万円で前年同期比7.6%減、営業利益が7,200万円で同56.8%減、経常利益が7,200万円で同59.3%減、純利益が5,100万円で同58.3%減となった。

 セグメント別にみると、工業用ゴム事業は売上高が15億800万円で同9.7%減、営業利益が1億500万円で同49.3%減。工業用ゴム事業では、自動車向け製品の売上高が全般的に減少。自動車内装照明用のASA COLOR LED は受注が減少したものの、緩やかな回復基調が見られた。自動車用精密ゴム製品は自動車スイッチの防水用パッキンなどの受注が減少したが、自動車内装スイッチの接点ラバーは新規の受注により増加。認証・認識ビジネスに対応するRFIDタグ用ゴム製品の受注は顧客の販売状況および新旧製品の入れ替えに伴う現行品の在庫調整などの影響で減少した。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が2億8,700万円で同5.9%増、営業利益が4,100万円で同6.0%増。採血用・薬液混注用ゴム栓は新製品への入れ替えが進み、新たに投入した製品の受注が好調に推移した。

 20年3月期通期業績予想は、売上高が78億1,000万円で前期比1.3%増、営業利益が4億6,400万円で同4.1%減、経常利益が4億6,600万円で同8.4%減、純利益が3億3,200万円で同5.8%減を見込んでいる。

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