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【特集】ゴム・樹脂ホース

タイガースポリマー、生産・供給体制を強化

工業用品 2016-10-19

 タイガースポリマーの16年上期(4―9月)産業用ホース部門の売上高は、前年同期比若干プラスとなる見通し。

 「4-6月は好調に推移したが、7月に落ち込んだ。選挙などにより、土木工事などの公共事業が先送りになったことが遠因かもしれない。需要は8月にはやや持ち直したが、先行きは不透明」(同社)という。

 上期は全般的に前年同期並みで推移した。案件が減少し、販売減を懸念していた太陽光発電向け埋設管も「思いのほか落ち込みが少なかった」という。

 下期の産業用ホース部門は不透明だが1ケタ台半ばの増収を見込んでいる。

 上期の家電用ホース部門は減収の見込み。「7月はエアコン用ホースの販売が好調だったが、天候不順で夏商戦が早く終了し、8月の販売が伸びなかった」。

 今後期待しているのが、東京オリンピックに関わるインフラ需要や、無電柱化政策の推進により高まる埋設管の需要。こうした需要を取り込むため、同社では、生産や供給体制の整備・強化に取り組む。

 顧客からの注文に対し迅速・的確に供給できるよう体制を整え、デリバリー面のサービスをさらに充実させていく方針。

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