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【特集】ゴム・樹脂ホース

ユーシー産業、鳥取工場の生産が大幅拡大

工業用品 2016-10-19

 ユーシー産業の16年上期(1-6月)売上高は、前年同期比約15%増。増収要因のひとつが、特定空調機ユーザー向け断熱材付ホースの販売が好調に推移していること。

 「パッケージエアコン用ドレンアップホース EDU型」の販売も好調。これまで出荷量の少なかったエリアを中心に営業を強化したことで、過去最高だった14年上期を上回る出荷量を確保した。

 OEM商品のホームセンター向けホースの販売も堅調で増収に貢献している。

 下期については上期並みの売上高を確保し、通期では前期比15%増を計画している。

 空調機ユーザー向け断熱材付ホースの販売は、オフ期間に入り出荷が減少しているが、昨年比では増収に貢献する。EDU型については、季節変動が少ないため引き続き好調に推移する見通し。上期以上に営業活動範囲を拡大し増収をはかっていく。

 エバフリーシリーズのCFP型(埋設用)については、JR山手線・中央線の法面補強工事の水抜き用パイプとして採用され販売が増加傾向にある。大口径(φ75以上)タイプも出荷量が増えている。

 またハウスメーカー向け換気ダクトも採用ユーザーが拡大し、上期は出荷量が大幅に増えている。下期も引き続き増収する見通し。

 同社では、中国・東莞工場で生産しているルームエアコン用断熱ドレンホースの国内生産移管を進めている。すでに社内での評価試験が完了し、各ユーザーへの提案活動を開始している。来年度のピーク前には、各社での評価試験を終了し導入開始を目指す。

 東莞工場からの生産移管に伴い、鳥取工場の生産ボリュームが大幅に増加するが、人員増加を防ぐため、同工場の生産自動化に取り組み、合理化を推進していく。

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