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【トップインタビュー】

ニッタ化工品森下敏彦社長、今後の事業展開・経営課題語る

工業用品 2018-03-12


 東洋ゴム工業・東洋ゴム化工品・福島ゴム・綾部トーヨーゴム4社の事業(一部事業を除く)を継承したニッタ化工品が今年1月1日に設立され、ニッタグループの一員としてスタートを切った。森下敏彦社長に新会社発足の抱負や今後の事業展開、経営課題について聞いた。

 ■新会社設立の抱負
 ニッタグループでは、新規事業の拡大という面から、当社の事業展開について、期待してもらっている。私自身も従業員も、これまで以上にがんばろうと士気を高めている。東洋ゴム在籍当時には、ゴム引布や防水シートなどを担当していたことがあり今回、11年ぶりに化工品を担当することになった。新たな気持ちで、仕事に取り組んでいく。

 ■事業や組織面での変化
 事業内容や組織は大きくは変わっていない。事業は高機能製品、産業資材製品、防水資材製品、建設資材製品と従来通りだ。

 生産拠点については、これまでの東洋ゴム化工品では明石工場のみだったが、福島ゴムと綾部トーヨーゴムで製造していた化工品事業が東洋ゴムから当社に移管され、それぞれ福島工場と綾部工場として加わった。タイと香港、中国・無錫の海外工場も子会社になった。化工品に関わる事業が当社に統合されたことで、従来よりも事業基盤が強化された。

 明石では防振ゴム・空気ばね・ゴムホース、福島ではゴム引布・ガスメーター用計量膜、綾部では樹脂ホースなど樹脂成形品を主に生産している。海外では、タイと香港はOA機器用部品を、無錫では鉄道用の空気ばね・防振ゴムを生産している。

 これまでは基本的に製造と営業だけで、技術開発は東洋ゴムが主導していたが、それも当社に帰属することになった。営業・製造・技術とも従業員は従来の東洋ゴムグループ各社からそのままスライドしてきた人員だ。ただ、これまでコーポレート機能は東洋ゴムに依存していたので、管理部門については東洋ゴム本社部門より新たに人員が配属された。

 ■ニッタの子会社になったことに対する顧客の反応は
 ニッタのことを知っているお客さんは、肯定的に捉えてくれている。一方、ニッタのことをよく知らない建設・土木関連などの企業に対しては、ニッタという企業をしっかり説明し、ご理解をいただいている。これからは、ニッタ化工品及びニッタブランドの認知度アップに取り組んでいかなければいけない。

 変えていかねばならないことは多い。防水工事会社や商社など約150社で組織する「トーヨー防水工業会」の名前も、まだ名称は決まっていないが、年内に変更する予定だ。また「トーヨー」の名を冠した商品も、順次名称変更していくことになる。

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