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環境省から

ニッタ、北海道の社有林「十弗の森」が「自然共生サイト」に認定

工業用品 2024-03-28

 ニッタの社有林「十弗の森」(北海道中川郡豊頃町)が、貴重な森林環境が維持できている森林として評価され、環境省から「自然共生サイト」の認定を受けた。

 自然共生サイトとは、環境省がネイチャーポジティブの実現に向けた取組みの一つとして、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組み等によって生物多様性の保全が図られている区域」を認定する取り組みで、2023年度から開始したもの。今後、保護地域との重複を除いた区域が、OECM(民間等の取り組みにより保全が図られている地域や、保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域)として国際データベースに登録される予定となっている。

 同社は、北海道十勝地区に約6,700ヘクタールの社有林を保有している。創業者の新田長次郎氏が製革に使うタンニンを採取するため、カシワを求めて北海道に進出し、以来100年以上にわたり、育苗・植林・間伐・伐採などの森林事業を行ってきた。

 これまで、2008年に取得した持続可能な森林経営に関する認証(SGEC認証)の維持や、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」への参画に加え、近年は社有林内で「生物多様性調査」を実施し生息種を特定するとともに、より多くの動植物にとって社有林がより良い生息環境となるよう、保全に取り組んでいる。

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