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耐性持ちつつ軽量化に寄与

豊田合成、樹脂ルーフがトヨタのFCバスに採用

工業用品 2018-01-18

燃料電池バス向け大型樹脂ルーフ


 豊田合成は1月16日、「大型樹脂ルーフ」が2018年に販売予定のトヨタ自動車の燃料電池バス(FCバス)に採用されたと発表した。FCバスは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都を中心に100台以上が導入される予定となっている。

 樹脂ボディは金属製に比べ軽い反面、強度が劣るという課題があった。豊田合成では、衝撃や熱への耐性を持ちつつ厚みを抑えて軽量化に寄与する樹脂材料を開発。さらに大型部品を一定の厚みで高精度に成形する技術を用いて樹脂ルーフを開発した。同製品はFCスタックと高圧水素タンク上側に設置されるため、点検時などに開閉できる構造にしている。

 同社は今後、航続距離の延長が求められる電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)で、樹脂の材料・成形技術を活かし、車体軽量化ニーズに対応していく。

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