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【新年トップインタビュー】

ゲイツ・ユニッタ・アジア副社長宮本修二氏、「アジア・インド市場でアフターマーケットに注力」

工業用品 2018-01-16


 ■18年について
 全体的には、自動車向けを中心に堅調に伸びるだろうと予想している。

 細かく見ると中国などは、タイミングベルトは若干伸びが鈍化しており、利益も伸び悩んでいるが、心配はしていない。中国は国土が広いのでまだ物流拠点が確立しておらず、現在は専用アプリを通してインターネットを活用しているが、18年中には物流拠点を拡充していきたい。

 ■18年の課題
 日本の場合は、自動車ではテンショナーの採用は進んでいるが、ベルトについては一般産業に比重が移っていくと思われる。

 韓国は自動車が今一歩だ。一方中国では先にも述べたように、いかにアフターマーケットで伸ばせるかにある。アセアン地区は売れてはきているが、まだまだ全体的には比率は低く、今後ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、バングラディシュなど東南アジア地区全体でそれぞれ10%くらいは伸ばして行きたい。色々戦略を打っている。

 インドについては現在自動車が好調で安定はしているが、ここも全体的にはまだ大きな数字とはいえない。自動車に加え、一般産業用分野も伸ばして行きたい。インドについては合理化も必要となっており、課題と言える。

 ■アセアンでの拡販について
 タイに製造拠点を構えているので、出来るだけタイ工場をフル活用して製品が流れるような体制作りをしていきたいと考えている。

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