ブリヂストンは1月28日、タイヤ用スチールコードの製造販売を行うタイと中国のグループ会社を、ベルギーの鋼線メーカー、ベカルト社に売却すると発表した。譲渡完了は2026年上期中を予定する。

 ブリヂストンは2026年までの中期経営計画で進めている事業再編・再構築(第2ステージ)の一環として、ブリヂストン・メタルファ・タイランド(BMT)とブリヂストン瀋陽スチールコード(BSSS)の2社を、スチールコード事業で長期的なグローバルパートナーシップを結ぶベカルト社に譲渡し、高品質タイヤの安定供給と中期の競争力強化につなげていくことにした。

 ブリヂストンが強みを持つ素材技術や商品戦略に直結し、独自ノウハウが不可欠になる領域については、佐賀工場を中心にスチールコードの自社開発・生産を継続する。

 今回の譲渡が連結業績予想に与える影響は軽微とする。

 BMTはタイ・ラヨーン県に1996年設立、従業員数は約330人。BSSSは中国・瀋陽市に2004年設立、従業員数は約220人。ベカルト社はベルギー・ズウェーフェゲムで1880年創業、従業員数が約2万1,000人で、スチールコードをはじめとする産業用鋼線の製造販売を行う。