横浜ゴムは9月18日、タイの天然ゴム加工子会社、Y.T. Rubber(YTRC)が、現地の社会開発・人間安全保障省が主催した「CSR AWARD 2026」で「県レベル優秀CSR活動組織賞」を受賞したと発表した。

 同賞は、「持続可能なタイ社会に向けたCSRパートナーシップ」をコンセプトに、タイの1都76県を対象として企業の社会的責任(CSR)の模範となる組織を、県もしくは都レベルで称えるもの。8月22日にインパクト・チャレンジャー・ホール(ノンタブリー県)で開催された表彰式には、全国から選出された企業・団体や各県のCSRセンターなど合計92組織が出席し、記念盾の授与などが行われた。

表彰式の様子

 スラタニ県に拠点を置くYTRCは、2008年の設立以来、自然環境や近隣住民との信頼関係の維持に努めながら、持続可能な天然ゴムの調達に向けて、タイ天然ゴム公社(RAOT)と連携し、天然ゴム農園の調査や農家の経営支援を推進してきた。同時に、天然ゴム農家の安定収入を支援する「アグロフォレストリー農法」の普及に取り組んでいる。これらに加えて、スラタニ県社会開発・人間安全保障事務所とも連携し、地域社会との共生にも注力している。

 今回の受賞は、こうした地域密着型の継続的なCSR活動が高く評価されたもの。8月31日にはスラタニ県議会がYTRCの地域貢献を称える機会を改めて設け、県知事が自ら同社に受賞を祝う花束などを贈呈した。

ジュンポット・ワンナチャットシリ県知事(左)から花束を贈呈されたYTRCの滝田昇社長(中央)とスパチャイ・チュースワン課長

 また、スラタニ県のCSRセンターが、全国9カ所のみが選出された「県企業CSR推進センター優秀賞」を受賞した。

 横浜ゴムは、「未来への思いやり」をサステナビリティのスローガンとして掲げ、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組みながら、共有価値の創造を目指している。今後もYTRCをはじめとする全世界の拠点で、地域社会との共生と持続可能な発展に貢献する活動を積極的に推進していくとしている。