住友理工の高圧ホースが、豊田自動織機の開発した自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous(リノバ オートノマス)」に採用された。

高圧ホース
Rinova Autonomous
写真:豊田自動織機提供

 高圧ホースはゴムとワイヤーの複層構造により、高い耐久性と柔軟性を兼ね備えた製品で、トラクターやショベルなどの建設機械やフォークリフトに広く使用されており、機械における切削・運搬作業やフォークの昇降動作は、油圧システムで作動する。

 高圧ホースは、油圧を可動部に伝達する重要な役割を担っている。同社グループは、長年培ってきた技術力・開発力を基盤に、材料開発からアセンブリ完成品まで一貫生産体制を構築し、グローバルで製品を提供することで、世界各国のインフラ整備および産業の発展に貢献している。

 4月に発売された豊田自動織機の自動運転フォークリフト「Rinova Autonomous」4本フォーク仕様には1台あたり、主要3カ所に同社グループ製の高圧ホースが採用されており、主にフォークの昇降動作における油圧作動を担っている。

 同ホースは柔軟性に優れ、曲げ加工が容易であることから、狭小な配管スペースへの配置を可能とし、高圧ホース配管の省スペース化に貢献している。また、豊田自動織機製フォークリフトの他機種においても、複数部位で採用されており、柔軟性と耐久性の双方に優れた製品となっている。

 「Rinova Autonomous」は、走行や荷物の積み降ろしを自動で行うフォークリフトで、同社グループの高圧ホースは2025年9月に発売された2本フォーク仕様に続き、4本フォーク仕様にも採用されている。物流業界において、従来の有人フォークリフトからの置き換えを通じて、省人化を実現し、トラック荷役現場における人手不足の解消への貢献が期待されている。