アキレスの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)業績は、売上高が213億6,100万円で前年同期比16.2%増、営業利益が11億7,500万円で同164.0%増、経常利益が15億2,800万円で同306.4%増、純利益が10億2,200万円で同314.5%増だった。

 セグメント別のうち、第一事業部(エレクトロニクス分野、モビリティ分野、メディカル&ヘルスケア分野)は、売上高が132億3,900万円で同21.3%増、営業利益が9億7,400万円で同66.1%増。

 車輌内装用資材は、航空機向けが引き続き好調に推移するとともに、自動車向けも日本、北米市場での自動車メーカーの生産台数増加により、増収。フイルムは、エレクトロニクス分野とメディカル分野向けが引き続き好調に推移したことに加え、中東情勢緊迫化に伴う供給の先行き不安による需要増もあり、増収。ウレタンは、寝具用が伸び悩んだが、車輌用と雑貨用が堅調に推移したことから、増収。工業資材は、半導体ウエハー搬送用部材などの静電気対策品が引き続き好調に推移したことから、増収となった。

 損益面は、エレクトロニクス分野や収益性の高いメディカル分野向けのフイルム製品、エレクトロニクス分野向け半導体ウエハー搬送用部材の増収に伴う売上総利益の増加に加え、製造現場における集約生産などを通じた一層の原価低減活動により、大幅な増益となった。

 第二事業部(コンストラクション&インフラ分野、セーフティ・アクティビティ分野)は、売上高が65億6,500万円で同19.7%増、営業利益が8億7,600万円で同70.3%増。

 断熱資材は、畜産向けのパネル製品が好調に推移するとともに、中東情勢緊迫化を背景に断熱材市場全体で供給の先行き不安が生じたことによる需要増に加え、原材料価格の上昇を踏まえた価格改定などにより、増収。建装資材は、住宅市場の低迷が続く中、中東情勢の緊迫化による原材料価格の上昇を踏まえた価格改定などにより、増収。防災対策商品は、中東情勢の緊迫化による引布原反や管材部品の供給の先行き不安に伴う需要増などにより、増収となった。

 損益面は、断熱資材および防災対策商品の増収に伴う売上総利益の増加に加え、製造現場における集約生産等を通じた原価低減活動により、大幅な増益となった。

通期業績予想を上方修正

 同社は2027年3月期通期業績予想を上方修正した。同社が保有する投資有価証券を売却し、当該売却益を特別利益として計上する見込みであることから、純利益のみが前回予想を上回る見込み。

 ■2027年3月期通期業績予想
 ◇売上高=825億円(前回予想と変わらず)◇営業利益=22億円(同)◇経常利益=20億円(同)◇純利益=22億円(前回予想13億円、増減率69.2%増)