測定精度の向上を図る
山豊護謨、キーエンス製高性能3Dスキャナ型三次元測定機を導入
工業用品 2026-03-18
山豊護謨(東京都江東区、宇都正之社長)は、製品測定精度の向上を図るため、キーエンス製の最新鋭高性能3Dスキャナ型三次元測定機「VL-800」を、2月末に導入した。今後オペレーターの運転習熟度を高め、早期の本格稼働を目指す。

導入したキーエンスの「VL‐800」
同社では、創業から50年以上にわたり蓄積してきたゴム製品の製造・加工ノウハウに加えて、東京都内においても導入事例の少ない5軸ウォータージェット機をはじめ、3次元ルーター加工機、レシプロカッティングマシンツインヘッドタイプなど数多くの先進加工機器類を駆使し、顧客からの加工ニーズに対応している。この同社の優れた加工技術が高い評価を得て、三次元形状の加工や、厳密な公差精度を要求されるなど、顧客からの加工ニーズは年々高度化・複雑化している。
これら複雑形状の製品検査を行う際に、ノギスやスケールを用いた測定方法では、三次元形状やR部分、微細な突起部分といった複雑形状のすべてを、正確に測定することが難しくなっていた。
同社では、より正確に測定可能な測定機の導入を以前から検討していた。しかし、測定対象物を搭載する測定盤面が、希望するサイズよりも小型の測定機が大半であるため、導入を見送っていた。
今回、測定盤面のサイズが500ミリ×500ミリと、従来機よりも拡大された機種として、キーエンスから「VL-800」が新たに発売されたことで、導入を決定した。
「VL-800」は、3Dスキャナと三次元測定機の長所を兼備した装置で、①置いてワンクリックで360度まるごと3D測定=スキャン済みの3Dデータを基に、サンプル設置場所、測定条件をデータ取得上で復元。ワンクリックで誰でも簡単に過去のスキャン同様の3Dデータ取得を実現②CADデータを基にした比較計測が可能=比較フィッティングアルゴリズムを刷新し安定した比較測定を実現③自動でCAD変換、ワンステップでSTEPファイルに出力=図面のない古い部品や装置に使用されるスペアパーツの現物をスキャンし、3D-CADデータ化することで試作開発業務の効率化や製造ダウンタイムの軽減に繋げられる―といった機能を搭載した最新鋭測定機となっている。
さらにCADデータを支給されない製品現物を3Dスキャンおよび3D-CAD化することで、CAD上で対象物を見ながら梱包資材の設計も可能となり、試作スピードと精度向上を実現していることも、評価されている。
山豊護謨では、「VL-800」を2階フロアの中で、使い勝手の良い中央部に設置した。これにより、様々な製品の測定に活用し、製品精度の向上に活用していく方針。
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