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25台分・約13万点の分解部品を展示

三洋貿易、国内最大級のEV分解部品の展示場をリニューアル

商社 2025-06-19

 三洋貿易は、国内最大級となる電気自動車(EV)分解部品の展示場「Sanyo Solution Gallery」(瑞浪展示場:岐阜県瑞浪市)をリニューアルした。2024年11月のリニューアルから5台追加となる25台分、約13万点の分解部品を展示している。

 瑞浪展示場は、自動車向けベンチマーキングソリューションプロバイダーであるケアソフト社の技術を体験できる施設として2022年3月にオープン。ケアソフト社は最新車両を細部まで分解・解析したデータ提供を行っており、瑞浪展示場ではその解析データの提供だけでなく、EV車両や分解部品を展示し、データと現物双方から研究材料を提供している。

 各メーカーがベンチマーク用途で完成車やコンポーネントを購入し、構造や部品を確認することは多額のコスト・工数が必要だが、瑞浪展示場では、自社では入手・分解が困難な、普段見ることのできない海外製EVをはじめとする最新車両の分解部品に実際に触れ、材質や工法を確かめることができる。

 今回のリニューアルでは、中国吉利汽車の「Zeekr 007」やTesla社の「Model 3+」など新たに5台の車種を追加。それぞれの車種に搭載されている部品を比較しやすいよう、部品群ごとにカテゴライズされた展示となっている。

 また、Tesla社や中国メーカーのEVなど、最新の完成車を7台用意しており、自動車の分解部品展示場としては国内最大の規模となっている。なお、最新EVに試乗し、学校の敷地内を実際に走行し、実際の乗り心地などを体感することもできる。

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