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西部ゴム商組との合併を承認

大阪ゴム商業会、通常総会を開催

商社 2023-05-22

 大阪ゴム商業会(森孝裕会長=モリテック社長、会員51社)は5月16日、大阪府大阪市のANAクラウンプラザホテル大阪・平安の間で令和5年度通常総会を開催。当日は会員51社中、本人出席が17人、委任状出席が34人と過半数超えで総会は成立。森会長のあいさつ(別掲)の後、令和4年度の事業報告と収支決算報告、令和5年度の事業計画案と収支予算案などが審議され原案通り可決した。

あいさつする森会長


 また任期満了による役員改選は森会長をはじめ、糸井宏之副会長(千歳商事)、加藤廣副会長(西部ゴム)、小賀野哲朗会計理事(オガノ)、犬伏博明理事(コーキマテリアル)、清水俊文理事(清水商会)、山本高裕理事(丸山産業)、大西浩太郎監事(宇都宮製作)、中川洋平監事(中川ゴム)、大西健路相談役(宇都宮製作)、大橋幸一郎相談役(ムツボシ)の全員が再任となった。

 総会での最終審議は西部工業用ゴム製品卸商業組合との合併承認事案となり、「大阪ゴム商業会会員のさらなる福利厚生の向上と業界組織運営の合理化を目指し、当会70周年を節目に翌年からの合併に理解を頂きたい」と述べられたうえ、全員一致で承認された。この合併事案は5月23日開催の西部ゴム商組通常総会で議案提出され承認を待つことになった。なお承認された場合は、大阪ゴム商業会は71期(令和6年3月31日)で終了し令和6年4月1日から、すべての事業を西部ゴム商組の組織で運営していく。

 ■森会長のあいさつ
 コロナも第5類となり当会の事業活動もコロナ前の状況に戻していきたい。本日はさっそく、約3年ぶりの永年勤続優良従業員表彰や、懇親会も行えることになった。前期に70周年を迎え、まだコロナ禍で厳しい時期であったが、式典を開催することが出来た。それ以外の行事についても滞り無く全て執り行うことが出来た。特に今年のフットサル大会においては開催2回目にして10チーム、およそ190人が参加するなど大盛況に終えることが出来た。こうしたイベントが出来たことは会員の皆様のご理解とご協力のおかげと感謝する。

 本日は、昨年の総会で提起された西部ゴム商組との合併について最終審議となる。この審議が総会で承認され、また後日開催の西部ゴム商組の総会で承認されると大阪ゴム商業会も70年の長い歴史に幕を閉じることになる。これまで長い間、会運営に携わってこられた先人達のことを考えると私としても大変複雑な心境だが、現状を考えると、これも必然的な時代の流れとご理解頂きたいと考えている。我々は業界のより良い未来のために今できることをしっかりと行っていきたい思っており、会員の皆様にも引き続きご理解とご協力を賜りたい。

43人の永年勤続優良従業員表彰を挙行

永年勤続優良従業員表彰で当日表彰式に参加した9人との記念撮影


 大阪ゴム商業会は総会終了後、来賓として出井健嗣大阪市経済戦略局産業振興部商業担当課長代理、山田桂三大阪卸商連合会専務理事、石切山靖順大阪ゴム工業会副会長(ニッタ社長)、小島孝彦西部工業用ゴム製品卸商業組合理事長(角一化成社長)が参列の中「第67回永年勤続優良従業員表彰式」を行った。

 会員企業8社から永年優良勤続者43人が受賞した。

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