日本の景観に調和するブルーシート
シバタ、萩原工業の「和みシート」を販売
商社 2017-03-23
建築・工事現場や災害の復旧現場に使用されるブルーシート。もうじき始まる花見の季節には敷物としても活躍し、その用途は幅広い。ただ、青一色の見た目は、日本の景観の中ではいかにも異質で、どうにも味気ない。どこか寂しい印象も与える。
そんなブルーシートに、日本の景観に調和することを目指して開発された新製品が登場した。その名は「和みシート」。
製作したのは岡山の「萩原工業工業用品商社であるシバタを通じて、2月から販売されている。
特徴は、何と言ってもその色と模様。色は、むかし新橋芸者の間で流行した、わずかに緑がかった明るい青「新橋色」をベースに開発した新色の「HAGIHARA BLUE」。模様は特殊菱形模様をあしらった。その色と模様は従来のブルーシートと違い、人々に「和み」を提供する。HAGIHARA BLUEのラミネート面と敷物風のナチュラルラミネート面のリバーシブル構造で、場面に応じた使い分けも可能だ。
色や模様だけでなく、機能も追求した。
安価で品質の低い輸入品と違う安心の日本製。耐候性3年保持の耐久性があり、従来品に比べ約3倍長持ちする。長持ちするため、交換を考えると、むしろ安価といえる。また、それだけの耐候性を持ちながら、重さは30%軽く、広げたり畳んだりする作業性の向上にも繋がっている。紐を通す部分であるハトメにはプラスチックを用いた。金属製と違い、処分廃棄時の分別は不要だ。
景観に調和し、人々に和みを提供する「和みシート」。販売を担当するシバタの針谷功社長は「今年は和みシートを敷いて、上野で花見をする。全国の事業所にも花見に持っていくよう伝えている」と話す。
今年の花見では、頭上の桜とともに足元から伝わってくる「和み」にも注目が集まりそうだ。
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