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ゴム業界初、ISOの有効活用など評価

早川ゴム、第3回JABアワードを受賞

工業用品 2017-03-23

日本適合性認定協会の飯塚悦功理事長から表彰状を受け取る早川雅則社長㊨


 早川ゴムは日本適合性認定協会が選考する「第3回JABアワード」を受賞、3月13日に東京都渋谷区の「東京ウィメンズプラザ」で開催された表彰式で、自社の取り組みに関する事例報告を行った。

 JABアワードは、ISO9001、ISO14001をはじめとするマネジメントシステム認証を有効に活用している企業や組織を対象に贈られるもので、早川ゴムはゴム業界で初めて同賞を受賞した。

 表彰式では早川雅則社長が登壇し、日本適合性認定協会の飯塚悦功理事長から表彰状を受け取った。

ISOの取り組み事例を紹介する真鍋欣吾課長


 事例報告は早川ゴムの品質保証室品質保証課・真鍋欣吾課長が行い、「TQM推進による組織力強化」「新たな価値の提案(新製品開発)」「標準化の推進」「全員参加による改善活動」「ISO9001導入後の成果」「将来に向けた展望」について詳細に説明した。

 新製品開発では、下水道管用耐震継手「リメイクリング」の開発背景や開発コンセプト、設計から試作、量産化、上市に至るまでの取り組みを紹介した。導入後の成果としては①新製品売上高比率30%以上を維持②ASTIQ活動22年継続③カイゼン提案件数年間3,000件突破④コスト削減効果年間6,000万円以上などの成果が紹介された。

 日本適合性認定協会では、早川ゴムの今回受賞理由について、カイゼン提案制度や「作業の要点/異状の定義」を運用し、品質マネジメントシステムの継続的改善やリスク管理に活用している点などを評価したとしている。

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