71期の売上高は495億2100万円に
シバタ、「第42回シバタ共栄会総会」を開催
商社 2024-06-10
シバタは6月2日、静岡県伊東市の川奈ホテルで第42回シバタ共栄会総会を開催。小堀真司代表取締役社長が第71期(2024年3月期)の業績と第72期(2025年3月期)の業績予想を発表した。シバタ共栄会は仕入先81社で構成され、当日は74社から85人と、同社役員・幹部社員など総勢110人の参加となった。
同社の第71期にあたる2024年3月期の売上高は495億2100万円、前期比105.5%となり、営業利益は15億4,800万円、同116.0%、経常利益は17億6,800万円、同117.3%、純利益は9億7,600万円、同107.5%と増収増益決算で、すべてにおいて過去最高となった。
同社はゴム・樹脂製工業用品をはじめ多種多様な商品を扱っているが、主要商品を16分類。その品種別売上高で前期実績を上回ったのは①ベルト②ホース③LPG資材④土木建設資材⑤保安電設資材⑥機械⑦梱包資材⑧バンド継ぎ手――の8品目。中でも2ケタ増となったのはホースの111.8%、土木建設資材111.7%の2品目。ホースに関しては通常の販売に加え東北支部、中部支部、関西支部、中国支部、九州支部など多くのエリアで大口物件が受注できたことが要因となった。また土木建設資材については、秋田県の豪雨災害や今年1月に発生した能登半島沖合地震などの緊急物資の供給支援を行っており、「弊社の経営理念にある地域社会に貢献することを使命に今後も有事の際に役に立てるシバタを突き詰めていきたい」と小堀社長は述べ、石川県に被災地復興支援として義援金3,000万円を寄付したことも明らかにした。
一方、前期実績を下回った品目は、①Vベルト②ケミフレックス③板資材④型物押出⑤農業資材⑥水道器材⑦住宅関連資材⑧雑物――の8品種だったが、2ケタ以上落ち込んだ品目はなかった。
支部別、事業所別の売り上げ実績としては1位が関東支部、2位が東北支部、3位が関西支部となり、事業所別では1位が大阪支店、2位が仙台支店、3位が東京支店、4位が福岡支店、5位が広島支店となった。シバタ基準による業績評価では、中部支部が最優秀支部となり、茨城営業所が最優秀事業所となった。またそれに準じた純益評価では41事業所中、33事業所が黒字となっている。
第71期のトピックとしては2023年4月の金沢営業所開設と、10月の福山営業所開設を挙げた。
中期計画最終年度の第74期には売上高553億円を目指す
引き続き第72期の事業計画については、510億円を売り上げ目標とし、今期を新中期3カ年計画の初年度とし、来期の第73期は530億円、中期計画最終年度の第74期には553億円の売上高を目標に掲げていることを明らかにした。
また、6月1日開催の第71期定時株主総会で取締役の改選を行い、代表取締役名誉会長の新發田和敏氏、代表取締役社長の小堀真司氏の留任と非常勤取締役に小堀純一サクラ産業社長が選出され就任した。なお針谷功代表取締役会長は退任し非常勤相談役に就任した。
なお、同社は70周年の行事として6月12日から4泊6日の日程で、ハワイで社員合同総会を開催する。
共栄会の終了後は懇親会に移り、植野富夫バンドー化学代表取締役社長の発声で乾杯し、中締めを西井英正弘進ゴム代表取締役社長が努め散会となった。
ゴルフコンペの優勝は横山スイコー社長
シバタ共栄会総会の翌日の3日には川奈ホテル富士コースでゴルフコンペが開催され、72人が参加した。新ペリア方式での競技の結果、スイコーの横山俊介代表取締役社長がグロス81、ネット67.8で優勝した。
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