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2021年12月期第3四半期業績

クリヤマHD、 アジア、北米、欧州各事業で増収増益

商社 2021-11-12

 クリヤマホールディングスの2021年12月期第3四半期(1~9月)業績は、売上高が440億3,000万円で前年同期比18.5%増、営業利益が35億3,200万円で同66.5%増、経常利益が39億1,500万円で同59.5%増、純利益が32億2,600万円で同92.4%増だった。

 アジア事業の売上高は206億6,800万円で同9.6%増、営業利益は24億4,900万円で同26.4%増。そのうち、産業資材事業は売上高が134億3,900万円で同22.0%増、営業利益が21億1,400万円で同45.2%増。国内の建機・農機メーカーの生産台数が高水準のなか、尿素SCR用モジュール・タンクの販売が好調。中国では現地建機メーカーの生産台数が高止まりしており、販売も高水準だった。

 スポーツ・建設資材事業は売上高が67億7,500万円で同8.7%減、営業利益が4億900万円で同30.8%減。文教施設の改修、新設物件の受注が順調で、陸上競技用トラックや体育館用床材などスポーツ関連の販売が好調だった。一方、民間の設備投資は低調で、鉄道駅舎向けタイルや商業施設向けのタイルの販売は減少した。

 北米事業は売上高が203億7,800万円で同25.9%増、営業利益が15億8,200万円で同81.6%増。外食産業の設備投資が続いたことで、飲料用ホースの販売が増加。インフラ、農業、製造業でも需要が持ち直し各種産業用ホース・継手の販売も増加した。また、巣ごもり需要に対応し、住宅外壁塗装用ホースのラインを増設したことも寄与した。

 欧州事業は売上高が29億8,300万円で同40.3%増、営業利益が2億2,000万円(同1億1,400万円の損失)。消防用ホース・ノズルやの農業向けレイフラットホースの販売が増加した。

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